ともだち

まず人間関係を信じる事ができなかった。

自分を信じる事ができなかった。

他人を信じる事ができなかった。

肉親を信じる事ができなかった。


世界を信じる事ができなかった。

誰も何も信じる事ができなかった。




それはきっと育った環境が一番大きい。

だってベースだからね。人生の。


人格形成段階に
全く何も信じてなかったという事です。


信じる事は あの状況じゃ 多分無理だった。

毎日をこなす事で精一杯だった。


泣いた夜があって、
それでも優しい朝が私を迎えにきてくれて
何ごともなかったかのように 平然と一日が始まってゆく。


昨日の夜の事は
まるで嘘のよう。

温かい陽射しの中に
父親と母親は
いつも通り朝食をとっている。


何も信じられなかった。

自分も信じる事さえできないのに

他人を信じるなんて
無理な話だ。


親友という言葉は大嫌いだった。

軽々しく言わないで欲しい。

そんな簡単なものじゃないでしょ?


私は理想を追い続けた。


理想って何だ?

私の理想って何だ?


今の私は
やっと ともだちを見つけた気がする。


というより
私の心はやっと
溶け始めて
今やっと何かを信じようとしている。


誰かに迷惑をかけたり頼ったり そんな普通な事をして
支え合って生きて行けたら なんて素敵なんだ。
と思う。

時間をかけてゆっくり溶かしていこう。


ともだち
ともだち
ともだち


万歳(^_^)v